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慶應ライト創立70周年記念コンサートパーティー [写真]

慶應ライト(KLMS)創立70周年記念コンサートパーティー

日時:2016年11月26日 11:30~14:30
場所:帝国ホテル東京「藤の間」
11:30 開宴
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11:45 挨拶
大和田俊之・KLMS部長(慶應法学部教授);伊津野忠里・KLMS三田会代表
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12:00 KLMS三田会シニアエイジバンド(コンマス:伊津野忠里)
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12:30 KLMS三田会倶楽部バンド(コンマス:有賀恒夫)
司会:明石勇(S39卒)、ゲストプロ1:村井邦彦(S42卒)
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ゲストプロ2:大野雄二(S39卒)
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ゲストプロ3:北村英二(S28卒)
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13:20:KLMS三田会ミドルエイジバンド(バンマス:加藤吾一/藤井淳平)
司会:松永加津子(バンミス)、ゲストプロ4:神保彰(S56卒)
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14:00: KLMS現役レギュラーバンド
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14:30: 閉宴
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村井邦彦氏がメディア専攻学生と対話:Mr. Kuni Murai Meets Media Students [Report]

音楽家・村井邦彦氏が東京工科大学でメディア専攻の学生と対話
Musician Kuni Murai Meets Media Students at Tokyo Univ. of Technology

日時:2016年11月22日(火)13:15~14:30
Date/Time: November 22(T), 2016, 1:15-2:30pm
会場:東京工科大学八王子キャンパス
Place: Tokyo University of Technology, Hachioji Campus;
講座:メディア学部ACPC寄付講座「ライブ・エンタテインメント論」ゲスト講師リレーインタビュー
Course: Media Studies, ACPC-sponsored, "Live Entertainment Talks" Guest Speaker Interviews

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11月22日(火)に東京工科大学八王子キャンパスのメディア学部の講座で、音楽家の村井邦彦氏が学生たちの音楽に関する質問に答える形で講義を行った。
この講座は、クラスの約300人の学生たちを前に、作家の松木直也氏がエンタテインメント・ビジネス関係のゲスト講師にインタビューを行うというもの。
1時間半ほどの講義で、村井氏は学生時代から始まって今日に至る音楽活動についての質問を受けたが、特に1970年代から80年代にかけての作曲と音楽プロデュースの時代に焦点を当てたやりとりが行われ、彼の代表曲のいくつか、例えば「札幌オリンピックの歌」や「翼をください」などを、その音楽ビデオと一緒にスクリーンに映し出して会場に流すといった工夫が凝らされた。
おそらく学生の村井氏に対するベストな質問は、「もし仮に今音楽ビジネスを最初から始めるとしたら、何をすると思われますか」というもので、それに対する村井氏の答えは以下のようなものであった。
「50年前のようにレコード店をやることはなく、それよりIT関連の音楽ビジネスを始めるか、純粋に音楽の演奏家になったことでしょう」
最後に強調されたのは、自分の人生の目的を明確に持ってそれをあくまで追及することの重要性と、自分の分野に限らず、その他の様々な分野の友人と交流を保っていくことの大切さであった。
(宮尾)
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Musician Kunihiko Murai gave a lecture to students by answering their questions about music in a Media Studies Course at the Tokyo University of Technology in Hachioji, Tokyo on Tuesday, November 22.
This course is organized by Writer Naoya Matsuki, who interviews a series of guest speakers in entertainment business for about 300 students in class.
In the one-and-a-half hour class, Mr. Murai was asked about his music activities from his student days up to the present, mostly focusing on his songwriting and music producing business era in the 1970s through 1980s, and during his exchange with students, some of his signature songs such as "Sapporo Olympic Song" and "Wings to Fly" were played along with the music videos shown on the screen in the classroom.
Probably the best of all questions asked by the students to Mr. Murai was: "What would you do, should you start music business all over again now?"
His answer was something like: "I certainly wouldn't run a record shop now, as I did 50 years ago. I would rather do some IT-related music business or simply become a music performer."
In conclusion, he emphasized the importance of having and pursuing a clear objective in one's own life, and keeping personal connections not only with people in one's own field, but also with friends in various other fields.
(T. Miyao)

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参考;References:
東京工科大学、メディア学部「ライブエンタテインメント論」
Tokyo Univ. of Tech. Media Studies "Live Entertainment Talks"
http://www.teu.ac.jp/gakubu/media/acpc/index.html
松木直也著『〔アルファの伝説〕音楽家村井邦彦の時代』(2016年)
https://www.amazon.co.jp/dp/4309920667
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「冨田勲X初音ミク」の壮大な実験作@オーチャードホール [Report]

「冨田勲X初音ミク」の壮大な実験作@オーチャードホール

冨田勲追悼特別公演(X初音ミク)『ドクター・コッペリウス』
日時:2016年11月12日(土)13:00~16:00
会場:Bunkamuraオーチャードホール
プログラム
第1部:冨田勲(X初音ミク)『イーハトーヴ交響曲』
ゲストアーテティスト、エイドリアン・シャーウッド『惑星:火星~水星~木曜』
第2部:冨田勲(X初音ミク)『ドクター・コッペリウス』
感想
2016年5月に亡くなった冨田勲の遺志を継いだ仲間や弟子たちによる野心的な試み。
日本を代表するアーティストや演出家たちが協力して壮大な作品が作り上げられた。
もちろん、目玉はバーチャル・シンガー・ダンサーの初音ミクの登場で、しかも今回は実際の人間のダンサーたちとの共演が見所とのふれこみだが、はたしてどうだったか。
以下は、観客としての私の個人的な感想。
第1部
「イーハトーヴ交響曲」は、宮沢賢治の代表的な詩に音楽を付けた交響曲で、その面では素晴らしい作品。
問題は、時折背景に初音ミクの映像が出てきて踊る試みが成功しているかどうか。
成功したと思われるのは、、幻想的な詩「剣舞:星めぐりの歌」や「銀河鉄道の夜」などで、初音ミクが夢の世界の中で踊るような不思議な感覚が楽しめたこと。
反面、全体として初音ミクに目が奪われてしまい、せっかくの宮沢賢治の世界の音楽化という重要な面を目立たなくさせてしまった点。
またこの第1部で、初音ミクの魅力を見せてしまったので、第2部の見所がそれだけ減ってしまったのはある意味で逆効果。
映像を組み合わせるとしたら、初音ミクではなく、もっとナイーブな絵本の絵のようなものが、宮沢賢治の世界にはふさわしいように感じられた。
ただ、そこをあえて超えて実験しようとしたのが冨田勲の真骨頂か。
なお、第1部の最後に、ゲストの「ダブ・ミックス」アーティストのエイドリアン・シャーウッドによる「惑星:Planets Live Dub Mix:火星~水星~木星」が大音量で演奏された。
惑星の壮大さを音で示そうとする作品のようであったが、音だけで惑星を表現しようとして、映像などはなかったので、今回の公演の流れからは外れるもので、あまり感心しなかった。
第2部
この第2部の「ドクター・コッペリウス」が今回の主要な出し物で、これは物語と音楽に加えて、実際のダンスの振り付けと映像の初音ミクを同期化するという、まさにここに極まったという実験作。
全体として、とにかく冨田勲の壮大な世界に圧倒される作品であった。
ただし、話題の中心である初音ミクと実際のダンサーのからみが成功しているかどうかは意見の分かれるところであろう。
成功といえるのは、初音ミクとダンサーの踊りが音楽と見事に合っていて、その面では楽しめたものの、成功したとはいえない点は、実物大の人間のダンサーと同期させるために初音ミクの映像スクリーンが第1部よりの下に下げられて見づらくなり、しかもダンサーに当たるライトで映像が見えにくくなって、実際の舞台でのダンサーと映像の融合の難しさが浮彫になったこと。しかも、舞台全体が広いだけに、ダンサーと映像内の動きが舞台下方の真ん中の部分に小さく集まって迫力が失われたことなどいくつか課題が残った。
もっとこじんまりした劇場の方が、スクリーン内外のコラボや同期化が自然に見えるのではないかと思わせた。
しかし後半、ダンサーと初音ミクの掛け合いがなくなってからの展開は、舞台の上下左右、さらに観客席にまではみ出る照明効果も使って、迫力満点の演出はさすが一流のプロ集団の作品。
結論として、物語、音楽、映像、ダンスなどすべてを融合した素晴らしい舞台芸術であった。
(宮尾)
参考
初日(11月11日)公演の記事と写真:
http://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000361.000012949.html
冨田勲追悼特別公演「ドクター・コッペリウス」
http://www.bunkamura.co.jp/orchard/lineup/kashi/20161111.html
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